7月17日、旅行サイト「じゃらん」が、
2019年度における都道府県別の観光魅力度ランキングを発表しました。
遂に泣く子も黙る問題児「GO TO キャンペーン」が始まってしまいましたが、
果たして我が青森県の観光魅力度ランキングは何位にランクインしたのでしょうか?
じゃらんのアンケートでは食べ物や宿泊施設など8つのカテゴリーに分けられており、
それぞれの順位が決まっています。
項目 | 今年度 | 前年度 |
地元ならではのおいしい食べ物が多かった | 7位 | 16位 |
魅力のある特産品や土産物が多かった | 6位 | 14位 |
魅力的な宿泊施設が多かった | 23位 | 26位 |
地元の人のホスピタリティーを感じた | 8位 | 3位 |
子供が楽しめるスポットや施設・体験が多かった | 30位 | 43位 |
若者が楽しめるスポットや施設・体験が多かった | 34位 | 46位 |
大人が楽しめるスポットや施設・体験が多かった | 30位 | 25位 |
現地で良い観光情報を入手できた | 3位 | 4位 |
いかがでしょう。
まず評価すべき点と言えば、
やはり前年度の順位と比べ6項目上昇しているところですね。
しかも4項目については10位以上にランクインしています。
中でも「地元ならではのおいしい食べ物が多かった」や、
「魅力のある特産品や土産物が多かった」
「子供及び若者が楽しめるスポットや施設・体験が多かった」
の3項目に至っては前年度より大幅に順位が上がっているのがお分かりいただけると思います。
特に「若者が楽しめるスポットや施設・体験が多かった」に関しては、
お察しの通り前年度46位というドべ争いの順位をたたき出してしまいました()
しかし今年度はそれから12位もランクアップして34位にまでのし上がったわけなので、
これは大いに評価すべきでしょう。
ただ、上がったとは言え「○○が楽しめるスポットや施設・体験が多かった」系に関しては、
未だに順位として下のほうをさまよっているため、
ここが次回までの課題といったところでしょう。
確かに長崎県のハウステンボスといった、
全国的にみても集客力が強いテーマパークが青森県にあるかと言われれば微妙です。
県内のテーマパークと言えば浅虫水族館が有名ですが、
全国から客がやってくるような大規模な遊園地はないでしょう。
八戸市に八戸公園という、
県内でも”希少部位”となった観覧車やメリーゴーランドなどは一応あるのですが、
さすがにハウステンボスほどの集客力や知名度はありません。
またかつて浅虫温泉には「ワンダーランド」という、
県内有数の遊園地があったんですが、
海に近いことから塩害および入園者数減少により平成中期頃にBANしました。
あれが延命していれば今も浅虫温泉のテーマパークとして名を馳せていたはずなのですが、
実に勿体ないですね。
今となっては立派な廃墟と化しております()
因みに今でも「ワンダーランド」が書かれた看板は残っていますが、
まあ自然に還るのも時間の問題でしょう。
そして「現地で良い観光情報を入手できた」に関しては以前から何気に良い順位を取っており、
今年度に至っては何と3位という高評価。
しかしあくまでも”現地”での観光情報ということなので、
ネットから情報収集してきたものではありません。
ということは地元の観光案内所やパンフレットといった媒体が功を奏したってことになるのでしょうか?
確かに2017年に実施されたJRのディスティネーションキャンペーンでは、
50ページ以上にわたるそこそこ分厚いパンフレットが無料で手に入りました。
パンフレットと言えば多くは1枚裏表印刷の薄っぺらい紙媒体を思い浮かべますが、
ディスティネーションキャンペーンのパンフに至っては50ページ以上、
しかも無料というのはなかなか気合の入ったコンセプト。
こういった工夫が高評価を得た要因でもあるはずですね。
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