昨日ご紹介した「仙台大改造計画」に便乗した形の「青森大改造計画」の続きとなります。
Part2とでもしておきましょう。
さて、前回は「青森市立地適正化計画」のさわりの部分少々お伝えしましたので、
今回はそのうちの一つの「青森駅周辺」エリアに焦点を絞って、
今後どのようにテコ入れしていくべきかを考えていきたいと思います。
まず、あくまでも個人的な印象ですが、
青森駅周辺の現状としては以下のような問題点があると思われます。
ということで早速鬼のような感じで羅列してみました()
・県都代表駅の割には若者ウケする商業施設が少なく、明らかに郊外SCに客足を奪われている。
・顔となるはずの駅前は業態がバラバラな小規模ビル群で埋め尽くされており、まとまっていない。
・駅前はスペースが狭いのでもう少しスマートな開発が望まれる。
・新町通りのアーケードが昭和臭い。
・駅前広場のコンセプトがイマイチ。
・ペデストリアンデッキがなく、強引に車道を渡ってバスターミナルへ向かう人が多く危険である。
・青森駅東口駅舎跡地はどう活用するか?
・西口のコンセプトはどうしたいのか?
上記以外にもあると思いますが、
とりあえずぱっと思い浮かぶのはこういった項目でした。
特に上記3つは最重要課題といっても過言ではないでしょう。
やはり青森駅周辺は立地的にも海に地近いので、
その分使えるスペースが限られます。
しかしながら現状、
駅前(東横インやアウガ周辺)は小規模なビル群で埋め尽くされており、
しかも業態が全く異なるテナントが同じビルに入居している光景が見られます。
一部に至っては令和の時代にそぐわないような外観の建物が駅前の目の前にあったりもします()
したがって、ここはもう少しスマートかつコンパクトに整備したほうがよろしいのではないでしょうか?
具体的には、やはり駅前の顔となるスペースなので、
これまで分散していたテナントを同じ建物に入居させた複合テナントビルの整備といったところでしょう。
あくまでもイメージですがこんな感じ↓
※建物は動画編集ソフトAviUtl(さつき氏が配布しているスクリプトを使用)で作成。直方体を作るのは初なので30分ぐらい時間がかかりましたw
青森駅前というのはやはり市の顔になるので、
より高度な開発をする必要があると思います。
ということでイメージしてみたのが10~20階建て程度の複合ビル2棟。
現在青森市内に20階建て以上の建物は存在しないので、
期待を込めて20階建てにしました。
ここには駅前に不足しがちな商業施設に加え、
駅チカとうことでアクセスに便利であろうオフィスを盛り込んだ形になります。
商業施設については以前のアウガの件があるので少々抑えめにしましたが、
それでもこれがあるとないとでは結構違うはずです。
勿論、郊外SCとの棲み分けを図り、
アウガの二の舞とならないようより若者に魅力的なテナントをぶち込むのです(大手チェーンなど)。
そして若者に対し青森駅前へ足を運ぶきっかけを生み出せば、
少なくとも現状よりかは人通りが増えるでしょう。
そもそもこうした複合ビル化にすることによって何がメリットなのかというと、
要は回遊性が生まれます(買い物客が、店舗内や商店街を歩き回ること)。
オフィス面では同じ屋根の下に事務所を構えることで、
他社との関係者との交流の場が自然と増え、
新たなアイディアが生まれ、
やがてそれがビジネスへとつながる可能性があります。
商業の面でも色々な系統色のテナントが同じフロアに入ることで、
その空間自体が魅力的になり、
購買力を高め次第に訪れる人も増えるはずです。
イトーヨーカ堂青森店でも最近loftやコメダ珈琲といった魅力的なテナントが相次いで入るようになったので、
人通りもかなり多くなっています。
それに対し今の青森駅前は・・・
という感じなので今後この部分を強化していく必要がありそうです。
因みに青森駅東口駅舎跡地にも複合施設を建設する予定となっているので、
ここの活用次第でも人通りが増えるかもしれません。
ということで青森大改造計画青森駅周辺編でした。
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