プーアル茶比較/ランキング8選 人気・おすすめ・選び方など

なぜプーアル茶は古いほど価値が高くなる?

なぜプーアル茶は古いほど価値が高くなる?

そもそもプーアル茶ってどんなお茶?

プーアル茶は中国茶の一つであり、

特に生産が盛んなのが、

中国の南部に位置する雲南省という地域です。

雲南省は全体的に標高が高く、

大都市北京などと比べれば、

寒暖の差が激しい地域であり、

空気もきれいに澄んだ険しい山々に囲まれています。

そんな厳しい環境で栽培がおこなわれているプーアル茶は、

ほかのお茶とある決定的な違いがあります。

それは、「より古いものほど価値が高くなる」という点です。

普通、日本茶などであれば、

一番茶、二番茶のように、より新しい茶葉のほうが価値が高いのですが、

プーアル茶だけはそのセオリーから全く外れるものであり、

古いものほど希少価値が高いとされているのです。

なぜそうなるのかは、プーアル茶の作り方を見ると分かります。

図のようにプーアル茶は、

日本人に馴染みのある緑茶の製造過程とは大きく異なり、

後発酵茶(黒茶)と呼ばれる種類のうちの一つとなっています。

後発酵茶では、茶葉に自然に含まれている「酵素」によって発酵させたものもあれば、

麹菌などの微生物によって発酵させたものもあります。

その代表的なお茶というのが、この中国茶である「プーアル茶」です。

黒茶は、摘み取った茶葉に熱を加え発酵をいったん止めて、

そこに微生物を加えて再び発酵させてつくられることから、

漬物と似たような製造過程でつくられるお茶です。

したがって、より長い時間発酵をさせたものほど香りが良くなるため、

プーアル茶だけは古いものほど(=発酵に時間をかけたものほど)価値が高くなるのです。

後発酵茶についてさらに詳しく!

プーアル茶

多彩な種類がある中国茶。

その数は実に1000種類以上にも及ぶほどの、膨大な数があります。

その中でも、半発酵茶と呼ばれるウーロン茶と並んで珍しいのが、

プーアル茶も含む「後発酵茶」と呼ばれるお茶です。

中国では「六大茶類」という、お茶の分類の仕方があります。

そのうちプーアル茶を含む「黒茶」と「黄茶」は、

この六大茶類の分類でいえば後発酵茶に該当するのですが、

これはどちらかというと緑茶に近いものであり、

中国茶の分類によらない、一般的なお茶の分け方では、

もっぱら緑茶類とみなしていることが多いのです。

そのこともあり、後発酵茶の代表的なお茶というと、

茶樹の故郷でもある雲南省のプーアル茶が挙げられます。

完全発酵茶である紅茶、不発酵茶の緑茶、半発酵茶のウーロン茶と並んで、

後発酵茶のプーアル茶も無視できない特殊なお茶なのです。

中国茶を飲んでいる人の2割はプーアル茶も飲んでいる?

独特の奥深い香りが特徴的なプーアル茶は、

最近、日本でも話題を読んている中国茶でもあります。

ただ、香りが特徴的なだけあって、

昔はあまり日本人には浸透していませんでしたが、

ダイエットなどに効果があると言われるようになってからは、

急速に日本でも飲む人が増えたようです。

また、中国茶の中でも一番ポピュラーなお茶である「ウーロン茶」ですが、

プーアル茶もそれに匹敵するほどの勢いがあります。

事実、中国茶を飲んでいる人のうち、

約20%の人はプーアル茶を飲んでいるという統計が出ているのです。

それだけプーアル茶は、

日本でも人気が高いお茶だということが分かりますね。


【参考文献】谷本陽蔵(1998)『新訂 中国茶の魅力』.柴田書店

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