本当に美味しいプーアル茶で”かび臭い”はウソ? 発酵に不備があるから?

そもそもプーアル茶はどうやってつくられるの?

まろやかで優しい味わいが特徴の「プーアル茶」は、

中国・雲南省が有名な生産地です。

事実、プーアル茶という名前も、

雲南省にある普洱市(プーアルし)という地名が由来しているほどです。

日本で言うところの、狭山茶や宇治茶といった、

一定の地域で生産されているお茶のような感じですね。

また、プーアル茶はを淹れたときの色は赤褐色から濃い栗色で抽出され、

日本の伝統的な緑茶とは、また一味違った風味を楽しむことができます。

ところで、そもそもプーアル茶は一体どのようにしてつくられるのでしょうか?

別の記事で詳しくご紹介しているのでここでは簡潔に解説しますが、

まず、プーアル茶は大きく分けて2種類存在します。

1つは、日本ではあまり売られていない「生茶」というもので、

もう一つは日本でも馴染みのある「熟茶」というプーアル茶です。

この違いは何なのかというと、生茶は茶葉にある酵素で自然に発酵させるのに対し、

熟成は乳酸菌や麹菌などの微生物を使って発酵させます。

つまり、発酵の仕方に違いがあるのです。

そもそもプーアル茶は、「後発酵茶」と呼ばれ、

私たち日本人がよく飲む緑茶とは製造過程が大きく異なります。

緑茶では、茶葉を「蒸す」「釜で炒る」「火で炙る」「天日で干す」など、

熱を加えて酵素の働きを止める方法(殺青:発酵を止める)でつくられるためです。

要するに、プーアル茶と緑茶は真逆の方法で生産されているということになりますね。

生産地が雲南省なら高品質なプーアル茶の証!

先ほどのように、プーアル茶の有名な生産地として雲南省があります。

とは言っても、プーアル茶自体は雲南省だけでつくられている訳ではありません。

麻婆豆腐など四川料理で有名な四川省や、

はたまた国境を越えてタイやミャンマーでもつくられているのです。

したがって、プーアル茶の生産の中心は中国であるものの、

各地に産地が多く点在しており、

それによってプーアル茶の品質にも差が生まれてきます。

その中でも、最高品質のプーアル茶を生産しているところは雲南省です。

雲南省自体が標高の高い場所に位置しているので、

北京といった大都市と違って空気が澄んでいる良好な環境にあります。

また、朝晩の気温差が大きいため、

プーアル茶を栽培するのにも最適な土地になっているのです。

生産技術も最新の方法が導入されていることから、

品質の高いプーアル茶が多く生産されています。

だからと言って、四川省で生産される全部のプーアル茶が悪い品質とは限りませんが、

品質が良いプーアル茶という観点では、

雲南省で生産されているものが圧倒的に多いということになります。

なぜ、プーアル茶=”カビ臭い”が広まったの?

プーアル茶は雲南省のほかにも、

四川省やタイ、ミャンマーなどでもつくられます。

しかしながら、お茶の生産者も商売人の一人であるため、

消費者が買ってくれないと収益が入らず生活していけません。

それがエスカレートして、どうしてもコストパフォーマンス削減などが働いて、

品質が手抜きになっていることもあります。

また、プーアル茶をつくるうえで適した環境ではないところで、

無理やり生産しているケースもよく見られます。

これによって、適した気象条件ではないのに強引に質の悪い茶葉を生産したり、

もしくは、間違った生産方法、生産過程に何らかの不備があったのにもかかわらず、

プーアル茶を大量生産しているところも少なからず存在しているのです。

これが原因で、プーアル茶=”かび臭い”という認識が、

日本でも広まってしまったのです。

良質なプーアル茶を生産するために、品質検査は徹底して行うことが望まれますが、

利益重視のあまり悪い品質のプーアル茶も紛れ込んでいるのが一番の問題です。

しかしながら、最近は品質チェックが厳しくなった効果もあり、

昔ほどかび臭いプーアル茶は流通しにくくなっているようです。

ただ、プーアル茶そのものは、

乳酸菌や麹菌などの微生物(カビ)を使って発酵するタイプのお茶なので、

かび臭さがゼロのプーアル茶というのは存在しません。

とは言っても、多くの人に美味しいプーアル茶を届けるために、

今後もこのような品質チェックを徹底してほしいものですね。

まとめ

プーアル茶

・プーアル茶が”かび臭い”理由には、生産過程に何らかの不備があったり、一部の過度な利益重視の生産者によって無理なコスパ削減がエスカレートし、品質の良くないものが売られたから。

・最近は品質チェックが厳しくなった影響で、過度にかび臭いプーアル茶は少なくなりつつある。


最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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【参考文献】

井上 菜津子(2009)『1年365日、プーアール三昧―おいしくて体にいい魔法のお茶』亜紀書房.

佐藤 勲(1988)『スリムで元気がいちばんいい―無理なくやせるプーアル茶健康法』現代書林.

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