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【茶葉が円や四角!?】プーアル茶でよく聞く「緊圧茶」って何?

【茶葉が円や四角!?】プーアル茶でよく聞く「緊圧茶」って何?

見た目が面白い!茶葉が円や四角のプーアル茶!

ごく一般的なプーアル茶の茶葉は、

ティーバッグに入っているようなバラバラなものが多いですが、

実はプーアル茶の茶葉はそれだけではありません。

見た目が円盤のような形の茶葉だったり、

はたまた四角形に固められた茶葉もあるのです。

これらは、俗にいうところの「緊圧茶(きんあつちゃ)」と呼ばれるものであり、

特にプーアル茶によく見られます。

緊圧茶では、茶葉を圧縮して固め、加工したものであり、

別名、「団茶」、「片茶」、「圧縮茶」、「固形茶」とも呼ばれることがあります。

代表的なプーアル茶の緊圧茶とは?

プーアル茶の中でも、

特に昔から有名であった緊圧茶類があります。

1つ目は、「沱茶(トウチャ)」というタイプの緊圧茶です。

沱茶は、プーアル茶の緊圧茶の中でも一番品質が良いとされ、

見た目が半開きのマツタケの笠のような形、

もしくは、茶碗の形をしているのが特徴的な緊圧茶です。

最近は日本でも、その形の珍しさが話題となって、

百貨店などの中国物産展でも時たま売られている光景をよく目にします。

なので、緊圧茶の中でも比較的入手が簡単なプーアル茶と言っても良いでしょう。

因みに、沱茶の名前の由来は、

一説には四川省沱江という地域で販売されていたことから、

その「沱」の文字をとって沱茶と名付けられたそうですが、

このほかも説はいくつかあり、

「茶」の字が中国で用いられるようになったのは7~8世紀ごろと言われ、

それ以前の「茶」は、苦菜を表す「荼(トウ)」の字を使っており、

その発音と「沱」の音がよく似ていることから、

「沱茶」と呼ばれるようになったのではないかとも言われています。

2つ目は、「餅茶(ピンチャ)」という緊圧茶です。

別名「円茶」ともいわれ、後述する「方茶(ファンチャ)」と「沱茶」の精製の時にできた、

いわば副産物を原料として使われるものです。

形は大小あって一概にはどんな形かは言い表せませんが、

一般的に「沱茶」小餅茶(シャオピンチャ)」と、

「大餅茶(ターピンチャ)」の2種類に分けられます。

大餅茶には、有名な元江産の「七子餅茶」と呼ばれる緊圧茶も存在します。

「七子餅茶」は、七個の餅茶を一つの筒に入れたのをセットにして梱包したため、

その名がつけられました。

裏面には円い凹みがあり、水色は明るい紅黄色が特徴的で、

香りは長く残り味も濃く出るプーアル茶です。

日本ではあまり見かけませんが、

主に香港やベトナム、タイなどの東南アジア諸国に多く輸出されています。

3つ目は、「方茶(ファンチャ)」と呼ばれる緊圧茶です。

方茶は、主に西双版納(シーサンバンナ)タイ族自治州で生産されており、

四角い形をした緊圧茶です。

地元で栽培された雲南大葉種の茅葉を使用し、

釜煎りした緑茶を原料としています。

正方形の形に固められることから、方茶と名付けられました。

4つ目は、「緊茶(キンチャ)」呼ばれる緊圧茶です。

主にチベット族が愛飲しているプーアル茶であり、

輸出用としては東南アジア諸国でも僅かですが販売しています。

緊茶は中国よりも、インドやダージリン、ネパール、

シッキムなどに住む人々によってよく飲まれます。

また緊茶は、一名黒条茶と言って、

日本茶のような細長く揉まれた茶葉(伸茶)のものであり、

釜煎りして軽く後発酵させた黒茶の茶葉を用いています。

香りは芳醇である反面、少し渋味も感じられ、濃い味が特徴的です。


【参考文献】谷本陽蔵(1998)『新訂 中国茶の魅力』.柴田書店

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