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【脂肪分解作用が強い!?】プーアル茶が「カビ茶」と呼ばれる秘密とその効用とは?

【脂肪分解作用が強い!?】プーアル茶が「カビ茶」と呼ばれる秘密とその効用とは?

プーアル茶だけが特殊と言われるワケは?

プーアル茶

後発酵茶の代表格であるプーアル茶は

より古いものほど価値が高くなります。

普通、日本茶などであれば、

一番茶、二番茶のように、より新しい茶葉のほうが価値が高いのですが、

プーアル茶だけはそのセオリーから全く外れるものであり、

古いものほど希少価値が高いとされているのです。

なぜそうなるのかは、プーアル茶の作り方を見ると分かります。

図のようにプーアル茶は、

日本人に馴染みのある緑茶の製造過程とは大きく異なり、

後発酵茶(黒茶)と呼ばれる種類のうちの一つとなっています。

後発酵茶では、茶葉に自然に含まれている「酵素」によって発酵させたものもあれば、

麹菌などの微生物によって発酵させたものもあります。

その代表的なお茶というのが、この中国茶である「プーアル茶」です。

黒茶は、摘み取った茶葉に熱を加え発酵をいったん止めて、

そこに微生物を加えて再び発酵させてつくられることから、

漬物と似たような製造過程でつくられるお茶です。

したがって、より長い時間発酵をさせたものほど香りが良くなるため、

プーアル茶だけは古いものほど(=発酵に時間をかけたものほど)価値が高くなるのです。

「カビ茶」と呼ばれるプーアル茶の効用とは?

 

後発酵茶の一つであるプーアル茶。

特に東南アジア諸国に居住する人々にとっては、

プーアル茶は唾液を分泌させ、喉の渇きを止め、

お酒の酔いを醒まし、胃などのむかつきを抑え、

消化を助けるといった、養生の妙薬といわれるほど重宝されています。

香港では、毎年プーアル茶を飲む人が増加しているほどで、

香港全体で消費されるお茶の、実に60%以上はプーアル茶で占められているほど、

香港ではプーアル茶の人気が急上昇しているのです。

日本でも今では、ダイエットや便秘解消に効果のあるお茶として人気が増えています。

古いものほど美味しい?プーアル茶の謎

ところで、プーアル茶は古いものほど美味しくなり価値も高くなるのですが、

なぜこのような特徴的なお茶が、

香港や中国の広東省などでも飲まれるようになったのでしょうか?

普通ならば、新しい新鮮な食べ物を好むのが人間ですが、

プーアル茶はその真逆であり、古いものほど価値が高くなります。

味噌や醤油、漬物などを生み出した中国人といえども、

新鮮なものは好きなはず。

ましてや日本人は特に新鮮な食べ物が好きなお国柄ですよね。

その中でもプーアル茶は、数あるお茶の中でも特殊だということが伺えます。

昔のプーアル茶の輸出には苦労の連続が・・・

一説には清朝半ばに、ヨーロッパの諸外国が、

インドや東南アジア諸国でスパイス類を、

中国ではお茶を買い付けるようになってから、

中国大陸の奥地で栽培されるお茶も、

広東省などの沿岸に面した地域へ、

輸送を何度も行っていたと言われています。

輸送の際は、当時交通機関がゼロであったため、

山越えなどでも数カ月、何年もかかるほどの時間を要していたそうです。

もともとプーアル茶の原材料は、釜煎りされた緑茶なのですが、

長い年月をかけている途中で、雨風にさらされるなどして、

湿気の多い南国の太陽で温められては乾かされるなどの繰り返しが影響して、

カビが生じて赤く酸化発酵したお茶が、広州に着くころには、

自然に後発酵茶になっていたと言われています。

しかしながら、それが個性のあるお茶として、

現地の人々の脂っこい食べ物が多い生活習慣に合ったため、

奇跡的に受け入れられたいうエピソードがあります。


【参考文献】谷本陽蔵(1998)『新訂 中国茶の魅力』.柴田書店

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