意外と知らない中国茶の美味しく飲む方法&正しい保存方法とは?

中国茶を美味しく飲むためには?

その1.熱湯で淹れる

日本茶は「味」、ウーロン茶やプーアル茶などの発酵度が高い中国茶は、

「香り」で楽しむお茶と言われます。

日本茶の高級茶の場合は熱湯ではなく、70~80度程度のお湯で淹れたほうが、

茶葉に含まれる渋み成分「タンニン」を出しすぎずに済むためです。

熱湯で淹れるとタンニンが出すぎることから、

旨味成分のもとである「アミノ酸」の味を感じなくなります。

一方、中国茶の場合は香りを楽しみながら飲むというのが前提でつくられているので、

その香りをより引き立てるために熱湯で淹れる必要があるのです。

尚その際は、事前に茶器(急須)も温めておくとより美味しくなります。

ただ、中国茶でも緑茶などの発酵度が低い種類のお茶は熱湯で淹れることをお勧めします。

その2.茶葉は多めにしてお湯を少なくいれる

特にウーロン茶を含む青茶(チンチャ)の場合は、

急須にお湯が残らないように最後まで淹れることが大切です。

そうすることによって、2杯目、3杯目も高い香りが残り、

味も濃く抽出できるようになります。

その3.水道水で淹れる場合は5分沸騰させた熱湯を使う

8世紀後半に書かれた「茶経」という書物には、

お茶の入れ方を解説した「品水」という項目があります。

それによると、お茶を淹れるときに、

「水」ほど重要なものはないという趣旨が書かれています。

つまり、どんな水を使うかによって、

お茶の美味しさがとても大きく左右されるのです。

ゆえに水が良くなければ、

お茶の風味にも大きな影響を与えることになります。

そこで、美味しいお茶を飲むためにも、

水道水は5分程度沸騰させてから淹れるようにしましょう。

そうすることで、水道水に含まれる塩素が飛ぶので、

よりお茶の素朴な香りを引き立てることができます。

市販で売られているミネラルウォーターとほぼ同じ水質にもなります。

また、来客用に中国茶を出す場合は、

最初から市販のミネラルウォーターを使うのが良いでしょう。

尚、ビタミンCは塩素によって消滅されるため、

緑茶のように発酵していないお茶を飲むときは、

完全に塩素を吹き飛ばすために沸騰する時間を長めにするのがポイントです。

中国茶の正しい保存方法とは?

その1.一度に買うのは2か月分までが良し

お茶の場合も野菜と同じく、新鮮さが命の食材です。

したがって、新鮮さをキープするためにも、

一度に買う量は2か月分までが良いでしょう。

ただし、プーアル茶などの後発酵茶は、

より長く発酵したほど(=古いほど)高い価値がつくタイプのお茶であるため、

これには当てはまりません。

その2.高級茶は高温を避けて夏場は冷蔵庫に保存すると良し

中国茶の香りは、アルコール成分から成り立っているものです。

開封してから気温の高いところに置いておくと、

蒸発してしまい香りが逃げていくので、

中国茶を楽しむうえで一番需要である高い香りが消えて美味しくなくなります。

そのため、特に夏場は気温が高いので、

出来れば冷蔵庫に入れて香りを逃がさないようにするのもアリです。


【参考文献】劉泱昊(りゅうようこう)(1981)『中国茶 きれいにやせて美しく』 実業之日本社.

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