中国茶の茶摘みや茶畑の環境について 作業は日本より超ハード!?

中国茶の等級は地元業者によって決められる?

お茶の収穫によって、かごの中が茶葉でいっぱいになったら、

今後は町にある市場へと持っていき、

安全性に問題がないか、品質に問題がないかなどの検査が受けられます。

日本茶でいうところの、一番茶、二番茶、三番茶・・・・などのように、

お茶には「等級」という概念がありますが、

これは中国茶でも同じであり、

実際にそれ決めるのは、

お茶の工場を受け持つ地元の業者の人々となります。

査定が終わると、工場でお茶と現金を交換し、

農家にはじめて収入が入るようになっているのです。

中国茶の茶摘みはハードってどういうこと?

中国緑茶の代表的なお茶である、

黄山毛峰茶(こうざんもうほうちゃ)という種類のお茶は、

主に4月上旬に茶摘みがはじまります。

その中でも特に格式の高い一級品とされているのは、

ごくわずかの時期でしか採れないようなものです。

一級品のお茶であるがゆえ、

売れると農家の収入にとって大きな存在であることから、

茶摘みの際は、家族総出で作業に入り浸るところが多いようです。

しかしながら、日本と同じように、

農家の高齢化などの問題は深刻であり、

後継者が年々減っているのが現状となっています。

しかも、茶摘みの作業は実にハードであるため、

人自体がなかなか集まらないのが課題です。

特に黄山毛峰茶が多くつくられている、

安徽省の黄山市にある茶畑は、

全体的に急斜面に広がっていることから、

足を踏ん張っていないと落下してしまうほどのきつい傾斜となっています。

世界遺産である黄山の周りには、

標高1000メートルを超えるような険しい山々が連なっており、

寒暖差も大きい場所です。

さらに、茶摘みの作業が行われるのは、

早朝の薄暗い中での時間帯が中心であるため、

足元が見えづらい中での作業となっているのです。

日本の場合、茶畑の多くは平坦な土地に広がっていることが多いですが、

安徽省黄山市にある茶畑は、険しい山々が連なった土地柄であるがゆえ、

そのような過酷な環境の中で、

茶摘みの作業を行わなければならないのです。

お茶農家が減少している要因として、

このような茶摘みの作業が大変絵あるが故、

新しい仕事を探しに、

都市部へと出ていってしまうというのがあります。

中国茶の工場では手作業が今でも中心なの?

一方、最近における製茶工場では、

急速に生産の近代化が進められています。

しかし、多くのお茶に関してはそうとは言えず、

以前として昔ながらの作業工程でつくられているところが多くなっています。

ただ、本当に良質で美味しいお茶というのは、

伝統的なお茶のつくり方を守っており、

手間暇をかけてつくられています。

なので、昔ながらの作業工程でも、

品質が落ちるということはありません。


【参考文献】董占軍(とうせんぐん)(2012)『茶のチカラ‐薬になる中国茶図鑑』.講談社

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