中国茶の本場・中国ではどういう風習があるの?日本との違いは?

日本でもプーアル茶(黒茶)やウーロン茶(青茶)、ジャスミン茶(花茶)などのように、

近年は中国茶ブームが起こっています。

もちろん、日本には日本茶があり、

どちらのお茶にも魅力的で興味深い特徴がたくさんあるといえるでしょう。

一方で、中国茶の本場である中国では、日本とは少し違った風習があります。

ここでは、そんな中国茶の本質について、簡単にご紹介します。

中国では来客にお茶を出せないと”恥ずかしい”と捉えられるって本当?

日本でも中国でも、お茶は日常生活において、必要不可欠なアイテムです。

たとえば、家にお客さんが来たときには、

お茶やお菓子などを出すという習慣がありますが、

これはどちらの国でも共通していることなのです。

特に中国では、お客さんに対してお茶など何も出せないとなると、

「恥ずかしい」と捉えることが多いほどです。

それだけ中国人は、お茶の習慣に対してシビアなのです。

一方、日本でも「茶道」があるように、

お客さんに対しては、お茶を通して丁寧なおもてなしをするのが、

一つの風習になっています。

中国茶は日本茶よりも”香り”を重視するって本当なの?

そして中国茶では、日本茶よりも特に気にする”コト”があります。

それは、「お茶の香り」です。

中国茶の場合、日本茶以上に香りを大切にするという風習があるのです。

北京語で「清香(チンシャン)」という言葉がありますが、

これは最初にお茶の香りから嗅ぐことが、

中国茶を知るうえでとても重要である、

というような意味を表しているものです。

中国茶の世界に入るためには、

まずは”香りを知る”というところからはじめていくのが、

本場中国では常識となっているのです。

もちろん、日本茶において香りはさほど重視しないというわけではありませんが、

どちらかというと日本茶の場合は、

「香り」よりも「味」に対する評価のほうが優先される傾向にあります。

日本では有名なウーロン茶なのに中国ではあまり飲まれていない?

日本では、ごく当たり前に飲まれるようになったウーロン茶。

しかし、肝心の本場中国ではどうなっているのかというと、

実はあまり飲まれていないのが現状なのです。

これはどういうことなのでしょうか・・・?

中国では、日本と同じように、

緑茶が多く飲まれているためです(同じ名前でもつくり方は異なります)。

その割合は、中国茶全体の約80%に及ぶほど、

圧倒的な支持を得ているのです。

一方、ウーロン茶が飲まれているのは、ごく一部の地域にしか過ぎません。

このように、日本では有名になっているウーロン茶ですが、

中国ではメジャーなお茶ではないという、

ちょっとした矛盾のようなものが起こっているのです。

また、日本では缶入りやペットボトルで売られているウーロン茶が大半を占めていますが、

本場中国では、急須で淹れるものが一般的となっています。

先ほども述べたように、中国茶では日本茶以上に香りを重視するため、

缶入りやペットボトルだと、香りが薄れてしまい、

本当のウーロン茶の美味しさを堪能できないのです。

ウーロン茶の本当の美味しさを知りたいならば、

ぜひ一度、急須で淹れて飲んでみてはどうでしょうか?


【参考文献】成美堂出版編集部(2000)『香りを楽しむ中国茶の辞典』.成美堂出版

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク