花茶ってどんなお茶?特徴や種類について簡単に!

中国茶の花茶ってどんなお茶?

花茶(ファチャア)とは、

いわゆる日本でも馴染みのある、あのジャスミン茶をはじめとしたお茶のことであり、

花の香りを楽しむことを前提としてつくられたお茶です。

ジャスミン茶は中国でもポピュラーなお茶として人気があります。

なお、ジャスミン茶は中国の言葉で表すと、「茉莉花茶」となり、

日本でよく飲まれるジャスミン茶と同じ意味を表します。

花茶は大きく分けると2種類あり、

1つは、香りを吸収するお茶の特性を生かした、

茶葉に花の香りを付けた茉莉花茶のようなタイプ。

もう一つは、茶葉に花の香りをつけ、さらに花そのものをお茶に入れ、

花のエキスを抽出して飲む菊花などのタイプがあります。

ちなみに、最近では値段がそこそこ高い緑茶や紅茶を使用してつくる花茶や、

果物の果汁によって香りをつけた花茶も登場しており、

種類が多様化している傾向にあります。

はじまりはウーロン茶と同じ福建省から?

花茶は、今から1,000年以上前の、

南宋の時代から生産が始まったといわれています。

そのうち、一番最初に生産が始まったのは、

ウーロン茶などの有名な生産地である福建省となります。

そのあと、生産地が徐々に拡大していき、

最終的には浙江省や江蘇省などでもつくられるようになっていきました。

最近ではこれらの地域のほかに、安徽省(あんきしょう)でも生産が拡大し、

今後も生産量は増えていくとみられています。

また、今の花茶をつくるうえで基準となった製造過程は、

明の時代に著された書物に細かく書いており、

それによると、「茶葉三に対して花を一の割合で使うのが、最もバランスの取れた割合である」

というふうに書かれています。

花茶にはどんな種類があるの?

毛峰香片

毛峰香片(マオフォンシアンビエン)は、毛峰という種類の緑茶をベースとして、

そこにジャスミンの花の香りをつけた花茶です。

香りを茶葉につけ、そこから香りを移した薫花法という方法でつくられています。

また、香りを移したときに加えた茉莉花を残したままになっているのが特徴です。

味や香りは、ジャスミンの芳ばしい香りが漂い、

スッキリするような風味になっています。

サッパリとした舌触りが絶妙であり、

飲んだあとでも口の中にさわやかな香りがとどまります。

茉莉花茶

茉莉花茶(モーリーファチャ)は、安徽省でつくられている花茶です。

毛峰香片と同じく、薫花法という方法でつくられており、

茶葉によって花の香りを吸収させ、

お茶の風味を掻き立てるようにしています。

茉莉花茶には、緑茶をベースとしたものと、

ウーロン茶をベースにしたものとの2タイプが存在しており、

高級茶であれば花びらの枚数が少ないとされています。

高い香りと奥深い味が特徴的であり、

何回飲んでも飽きないような風味が取り柄となっています。


【参考文献】成美堂出版編集部(2000)『香りを楽しむ中国茶の辞典』.成美堂出版

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