黄茶って何?どんな特徴や種類があるの?

中国茶の黄茶ってどんなお茶?

黄茶は、ほかの中国茶と比べ希少価値がとても高く、

手に入れること自体が難しいとまで言われているほどです。

しかも、中国のいたるところで生産が行われているにもかかわらず、

生産量自体が少ないということから、

入手がとても難しいと言われているのです。

また、中国茶の中でも希少価値が高く、高級茶とされているのが、黄茶と白茶です。

そんな黄茶ですが、実はもう一つの白茶よりも古くから誕生しており、

唐の時代から生産が始まっていたという記録が残っています。

黄茶の中でも有名なものと言えば、

君山銀針(ヂュンシャンインヂェン)という種類です。

君山銀針は唐の時代に、

湖南省の洞庭湖にある君山と呼ばれる小さな島でつくられていたため、

生産量は毎年約4キロしかなかったと言われます。

そして、それだけ希少価値が高いお茶であることから、

当時は皇帝に献上するためにつくられていました。

さらに清の時代になると、その時代の皇帝が江南に足を運んだ時に、

君山銀針を知って気に入ったことで、

年間約40キロを納めるよう命じ、

宮廷専用のお茶として飲むようになったとされているようです。

そのほか黄茶には、湖南省でつくられている北港毛尖(ベイガンマオヂエン)、

四川省でつくられている豪頂黄芽(モウチョウコウガ)、

安徽省でつくられている霍山黄芽(フオシャンファンヤー)などがあり、

いずれも唐の時代から生産が始まっていると言われます。

黄茶を楽しむならガラス器がおすすめ!

黄茶には、芽だけを摘み取った黄芽茶や、若葉だけを集めた黄小茶、

長く成長させた黄大茶の3種類があります。

黄芽茶は君山銀針、黄小茶は北港毛尖、黄大茶は霍山黄芽がそれぞれの代表的なお茶です。

また、黄茶をより楽しむのであれば、ガラス器を使うのがおすすめです。

お湯の中で浮遊する茶葉の動きが美しいものであり、

昔は中国の皇帝や身分の高い人々が、

黄茶を飲むときにガラス器で淹れていたという記録が残っています。

ガラス器で淹れることで、茶葉の美しい動きを見ることができ、

当時の人々もそれを楽しんでいました。

尚、黄茶は日本の緑茶と風味が若干似ているため、

淹れるときには熱湯ではなく、

少し時間を置いて冷ましてから注ぐのがベストです。

黄茶はどうやってつくられるの?

黄茶の製造工程は、主に7つの作業に分けられます。

順番に見ていくと、

殺青(シャーチン)→揉捻(ロウニエン)→初供(チューホン)→悶黄(メンファン)→複供(フーホン)→悶黄(メンファン)→乾燥(カンザオ)

となります。

殺青では、生葉に熱を加えることで酸化酵素の働きを止め、

揉捻では、茶葉を揉んで発酵をほどこし、

初供では、火入れ乾燥を行う1回目の作業であり、

悶黄では、茶葉が温かいうちに堆積させ、のちに発酵を促し、

複供では、一度焙煎した茶葉を再び焙煎させ、乾燥を施します。

このように、黄茶は中国茶の中でも製造工程が長いのが特徴です。


【参考文献】成美堂出版編集部(2000)『香りを楽しむ中国茶の辞典』.成美堂出版

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