中国緑茶にはどんな種類があるの?

中国緑茶の特徴とは?

中国緑茶は、日本緑茶に比べ種類が圧倒的に多く、

味や茶葉の形状もいろいろあります。

また、日本緑茶では「釜煎り」の工程が入っているのに対し、

中国緑茶では「蒸す」工程を取り入れています。

このように、日本と中国では、

つくり方や種類の多さが大きく異なるのです。

では次に、中国緑茶をさらに細かく見ていきましょう。

太平猴魁

太平猴魁(タイピンホウクイ)とは、

中国を代表とする名山である黄山の北側に位置する、

太平県という地域でつくられている中国緑茶です。

蘭の花の香りがやわらかく漂うのが特徴的で、

1915年に開かれたパナマ万博では、1等金賞を受賞するなど、

輝かしい成績を持っています。

中国緑茶の中でも世界的に有名であり、

パナマ万博への出品がきっかけとなり、

世界にその名を知らせるようになりました。

茶葉の形は細長く、水色は鮮明な緑色であり、

濃厚な甘さが口の中に広がります。

高橋銀峰

高橋銀峰(ガオチャオインフォン)は、中国の建国10周年を記念して、

湖南省にある茶葉の研究所が5年の月日をかけてつくったと言われているお茶です。

唐の時代では銘茶と称されており、

詩で詠まれているほど高い評価が得られています。

香り、風味ともに優しく、甘さがあるのが特徴です。

江華毛尖

江華毛尖(ジアンフアマオジエン)は、湖南省でつくられた緑茶であり、

昔からある伝統的なお茶です。

香りは高く、1煎目がとても濃く抽出されることで濃厚さを残しますが、

それとは別にさわやかな味と甘さも感じる、ちょっと面白いお茶です。

地元の人々は江華毛尖を医薬品としても扱っていた記録があります。

安化松針

安化松針(アンフアソンジェン)は、

茶葉の形が松にそっくりということから名づけられました。

1959年に誕生した中国緑茶であり、その中でも貴重な珍品とも称されています。

さらに1986年には全国銘茶審査会において、商業優質銘茶の称号が得られているなど、

実に輝かしい経歴を持っている中国緑茶とも言えます。

敬亭緑雪

敬亭緑雪(ジンティンリューシュエ)は、李白をはじめとする、

多くの詩人により高い評価が得られている中国緑茶です。

有名な景勝地として知られている安徽省の敬亭山でつくられていることから、

その名がつきました。

昔は貢茶として献上されていた時期もありましたが、

一時期生産が中止され、

1972年になって再び生産が開始されました。

おだやかな風味が特徴で、飲みやすさは中国緑茶の中でもトップクラスです。

碧螺春

碧螺春(ピールオチュン)は、江蘇州にある太湖の周辺でつくられたお茶です。

茶葉が螺(巻き貝)のような形に似ていおり、

春一番に摘み取ることからそう名付けられました。

茶葉は白い産毛で覆われているのが特徴的です。

碧螺春は希少価値が高く、

500グラムのお茶をつくるのに対し、

7~8万個もの茶葉が必要と言われているほど、

中国緑茶の中でも高級の部類に入るものです。


【参考文献】成美堂出版編集部(2000)『香りを楽しむ中国茶の辞典』.成美堂出版

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