1000種類以上の中国茶を楽しむために知ると面白いコト その1

中国茶はウーロン茶だけじゃない!

中国茶と聞くと、日本でもよく飲まれているウーロン茶などを思い浮かぶかと思いますが、

昔は中国料理店で主に出されていたジャスミン茶が主流でした。

しかしながら日本では、一概に中国茶=茶色い色をしたお茶

という簡単な認識でしかなかったのです。

特に最近では、茶葉よりも飲み物として大量生産されている、

ウーロン茶の販売量が拡大したことによって、

その影響で中国茶=ウーロン茶という間違った認識が、

日本でも広まってしまったのです。

なので、実際中国茶はそれだけではありません。

一説によると、中国全土で飲まれているお茶は、

実に1000種類以上にも及ぶほど多種多様なものだと言われています。

あまりにも種類が多すぎることから、

中国茶の専門家ですらその量を把握しきれていないほどだそうです。

このことを踏まえると、ウーロン茶なんてほんの一部にしか過ぎませんね。

香りを楽しむのが中国茶の真骨頂!

そして、中国茶にも日本茶と同様に、

家計に優しいコスパに優れたお茶から、

専門店に行かないと買えないような超高級なお茶まで、

その価格帯は幅広いものがあります。

一方で、中国茶は日本茶とは違い、「香り」が命と言われます。

日本茶は「味」を重視するのに対して、

中国茶は「香り」が最も重要な要素となります。

中国茶は同じ種類でも季節や場所が異なると、

味や香りにも微妙に変化が現れますが、

一般の人がどんなお茶かを見分けるのはとても難しいものです。

日本茶と中国茶の違いってあるの?

ところで、日本でよく飲まれているのは緑茶ですよね。

では、中国で最も消費が多いお茶は、なんだと思いますか?

答えは、なんと日本と同じ緑茶なのです。

中国茶には、「六大茶」という分類があり、

どのぐらい発酵させたか?

あるいは茶葉の色によって分けられるのです。

六大茶として数えられるものには、

青茶、黄茶、白茶、黒茶、紅茶、緑茶があります。

日本茶と違って、とてもカラフルなイメージがありますね。

尚、日本でも有名なウーロン茶は青茶に、

最近ダイエット効果があるとして知られるようになったプーアル茶は、

黒茶に含まれます。

また、この中国六大茶に加えて、

ジャスミン茶などの花茶も含む場合がります。

地域によって飲むお茶が違う?

中国は世界的に見ても、巨大な面積を擁する国です。

それゆえ、中国茶はたとえ同じ種類のお茶であっても、

地域によって味や香りに微妙な変化があります。

これは日本茶の場合でも、狭山茶や宇治茶、嬉野茶などのように、

地域によって呼び名が変わり、

味や香りにも微妙な違いがあることと同じです。

ところが中国では、地域によって飲むお茶が異なるのです。

例えば、雲南省や香港では、

主にプーアル茶を含む黒茶がよく飲まれるのに対して、

福建省で飲まれているのは、

ウーロン茶を含む青茶がメジャーなお茶となっています。

一方、白茶や黄茶は、

希少価値が極めて高く、流通量も少ないことから、

午後のティータイム感覚で飲むということはほとんどありません。

白茶や黄茶が出てくるのは、特別なお祝い事などがある、

めでたい日の時だけとなっています。

このように、中国茶は日本茶と違い、

地域によって飲むお茶が変わるという、

実に興味深い風習を持っているのです。


【参考文献】成美堂出版編集部(2000)『香りを楽しむ中国茶の辞典』.成美堂出版

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