中国茶を美味しく淹れるための具体的な温度や茶器は?

中国茶を美味しく淹れるために気を付けることは?

プーアル茶

中国茶にはさまざまな種類があります。

その分、いろいろな風味や楽しみ方がありますが、

ここで注意しておきたいことがあります。

それは、中国茶は種類によって淹れ方が大きく変わることです。

例えば、同じ中国茶でも、

青茶(チンチャア)と黒茶(ヘイチャア)では、

美味しく飲める適したお湯の温度だったり、茶葉の量が微妙に違います。

青茶には青茶なりの性質があり、

また黒茶には黒茶なりの性質があるため、

そのお茶が本来持っている風味を最大限にまで引きすためにも、

温度や茶葉の量などといった、

それぞれの項目における目安を知っておくと、

より美味しい中国茶を堪能できます。

覚えておくと便利なコツはいろいろありますが、

ここでは、中国茶を美味しく淹れるための目安や、

使うべき茶器についてご紹介します。

中国茶を美味しく淹れるための目安は?

種類 お湯の温度 茶葉の量 抽出時間 煎出回数
緑茶・黄茶・白茶 85~90度 3.5~4グラム 15~20秒 3~4回
紅茶 熱湯 2.5~3グラム 45秒~1分 1~2回
黒茶 熱湯 2.5~3グラム 45秒~1分 5~6回
青茶 小サイズの茶葉
(凍頂烏龍茶等)
熱湯 8~10グラム 45秒~1分 5~6回
中サイズの茶葉
(鉄観音、岩茶等)
熱湯 5~6グラム 45秒~1分 5~6回
大サイズの茶葉
(文山包種茶等)
熱湯 8~10グラム 45秒~1分 5~6回

※100mlのポットを使った場合の数値です。

煎出回数について

中国茶は日本茶と違って、比較的何回でも淹れられるように設計されています。

これは、日本茶は味を重視するのに対し、

中国茶の場合は香りを重視するためです。

特に青茶の一種であるウーロン茶などは、

5~6回淹れ続けても美味しく飲むことができるようになっています。

また中国茶では、1煎目は捨てるという淹れ方もありますが、

2煎目からは自分の好みの味に合わせて調整しながら入れていくことが、

中国茶ならではの楽しみ方となります。

その都度茶葉の量やお湯の温度、抽出時間など、

探り探りで自分だけの飲むスタイルを見つけていきましょう。

茶器はどうすればいいの?

中国茶は香りが命と言われるほどです。

したがって、お茶を美味しく淹れるために使う茶器についても、

いろいろと工夫する必要があります。

有名なのは、工夫茶(クンプーチャ)(功夫茶)という茶壷を使って淹れる方法です。

この方法は、日本の茶道から生まれたものであると言われており、

中国の茶藝(ちゃげい)という、いわば喫茶店を中心に浸透していきました。

台湾にも台湾茶がありますが、

そこでも聞香杯(モンコウハイ)という香りを嗅ぐために茶器が登場したと言われているほど、

中国茶は香りを一番大切にしているのです。

工夫茶で使う茶壷は、

中国の江蘇省(こうそしょう)宜興(ぎこう)という町でつくられており、

紫砂(シサ)という土を素材にしたものが、

茶壷の中でも最高峰と言われます。

ただ、紫砂を使った茶壷で淹れると、香りがつきやすいことから、

基本的に1種類のお茶だけ淹れるのを勧めています。

ただ、陶器でつくられた茶壷であれば、洗い流せば香りが取れるので、

数種類のお茶を飲むことができます。


【参考文献】大森正司(2002)『からだにいいお茶のすべて』日本文芸社.

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