中国茶の花茶とは?どんな味がするの?

花茶とは?

花茶(ファチャア)は、花やつぼみを乾燥させたり、

茶葉に花の香りをつけたものや、

花をブレンドした中国茶のことを言います。

花茶はほかのお茶とは違い、中国六大茶には分類されない比較的マイナーなお茶ですが、

もともとは不良品であった茶葉をごまかすために花を付け加えたものと言われます。

しかし、現在では花茶は多くの人々に馴染むようになり、

香り高いお茶として人気が高くなっています。

桂花毛尖

桂花毛尖(ケイカモウセン)とは、

広西壮(こうせいそう)族自治区で主につくられている花茶です。

もともとは緑茶(ルーチャア)ですが、

同じ地域で生産が行われている桂花毛尖に、

キンモクセイの花をブレンドしています。

熱湯を入れることで、キンモクセイの花がふわっと浮かび上がる様子が愛らしく、

香りは甘くて濃厚なのが特徴的です。

このほかにも、鉄観音(テッカンノン)や高山茶(コウザンチャ)といったウーロン茶に、

花をブレンドしたタイプのお茶も存在します。

玫瑰花茶

玫瑰花茶(メイクイハナチャ)とは、

バラ科のはなますのつぼみを乾燥させて入れた花茶です。

特に玫瑰花茶はビタミンCが多く含まれているお茶としても有名であり、

リラックス効果や美肌、貧血予防などの対策にも使える健康的なお茶です。

渋みが少ない味わいなのが特徴的です。

鮮やかな色をしたバラ色が映える玫瑰花茶は、

ストレートに何も入れずに飲んでもおいしいですが、

紅茶やプーアル茶とブレンドして飲むとさらに味がミックスされておいしくなります。

菊花茶

菊花茶(キッカチャ)とは、名前の通り菊の花を乾燥させて入れたお茶です。

有名な生産地は、浙江省(せっこうしょう)の杭州(こうしゅう)です。

杭州で栽培が行われている抗白菊を使っています。

また、安徽省(あんきしょう)でもつくられており、

抗白菊よりもサイズが大きいものを使っています。

昔から菊花茶は漢方の素材として使われていたこともあり、

その分ビタミンEが豊富に入っています。

ビタミンEを摂ることで、便秘解消やニキビ予防などに効果的と言われます。

味は少し苦みがある菊の花ならではの香りが強調されており、

緑茶や黒茶、ウーロン茶などとブレンドして飲んでも美味しいです。

香片

香片(コウヘン)とは、

台湾の包種茶(ホウシュチャ)という種類のお茶をベースとしてつくられている、

いわばジャスミン茶のことを指します。

茶葉の下に半分開いたジャスミンの花を敷いて香りを付着させていき、

完成後はジャスミンの花が残らないようにつくられます。

その中でも花びらが全く残っていないものは上級品とされます。

味は、ジャスミンの花特有の芳ばしい香りが特徴です。

一方、茉莉花茶(マツリカチャ)という種類の花茶は、

中国の福建省で主につくられており、

緑茶をベースとして、そこにジャスミンの花の香りを付着させてつくられます。


【参考文献】大森正司(2002)『からだにいいお茶のすべて』日本文芸社.

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