中国茶の紅茶とは?どんな味がするの?

中国茶の紅茶とは?

紅茶(ホンチャア)は、ヨーロッパや日本など、

全世界で親しまれているとてもポピュラーな中国茶の一つです。

紅茶も中国が発祥でありながら、

今や世界中の人々の心を休めるお茶となっています。

紅茶は、茶葉を十分に酸化させるタイプの「完全発酵茶」に分類されます。

それによって、紅茶特有の芳ばしい香りが生まれます。

本場中国ではそのまま何も入れずに飲むのが主流となっています。

中国の紅茶をさらに細かく分けると、工夫紅茶、小種紅茶、紅砕茶の3つとなり、

その中でもつくるのに手間がかかるのは工夫紅茶です。

さらに工夫紅茶のうち、世界三大紅茶に数えられる祁門紅茶は、

質の高いことで知られています。

九曲紅梅

九曲紅梅(キュウキョクコウバイ)は、

本来は武夷山(ぶいざん)の九曲という場所がルーツですが、

現在では浙江省(せっこうしょう)の杭州という地域で多くつくられるようになりました。

杭州で生産される紅茶は質の高い高級紅茶であり、

そのうちが九曲紅梅となります。

1芯2葉で摘んで切り取らない茶葉が特徴であり、

龍のようにうねった形状になっています。

一方で生産量はとても少ないため、

現地では「幻の紅茶」とも呼ばれています。

味や香りはきめ細かく、ほのかに香る甘味がクセになる紅茶です。

祁門紅茶

祁門紅茶(キームンコウチャ)は、工夫紅茶を代表する紅茶であり、

世界三大紅茶に数えられるほどメジャーな紅茶の一つです。

生産地は安徽省(あんきしょう)が主で、

14世紀と昔からつくられ続けています。

因みに、安徽省で生産される中国の緑茶である、

黄山毛峰(コウザンモウホウ)と同じ茶葉からつくられます。

黒みを帯びて小さく整った形の茶葉が特徴的であり、

上級品のものは「祁門紅(キームンコウ)」と呼ばれる蘭の花の香りがします。

尚、1906年に開催されたパリ万博や、

1915年に開催されたパナマ万博では、

紅茶の品質を消化する賞で金賞を受賞しているなど、

輝かしい経歴を持っている紅茶の一つでもあります。

茘枝紅茶

茘枝紅茶(ライチコウチャ)は、

広東省(かんとんしょう)の広州市で主につくられる紅茶です。

同じ広東省の英山(えいざん)周辺で生産される英徳(えいとく)紅茶をベースとして、

広東省で採れたライチの果肉やジュースで香りや味を加えた、

フレーバーティーの一つでもあります。

また、英徳紅茶は1959年ごろからつくられた、比較的新しい種類の紅茶です。

祁門紅茶とも味や香りが似ているのが特徴で、

知名度も高い紅茶です。

特に女性を中心に人気が高く、

ライチのほのかな甘みが際立っているため、

砂糖などを入れる必要が無いほどの甘さがあります。

正山小種

正山小種(セイザンショウシュ)は、福建省の武夷山西部が産地であり、

別名「ラプサンスーチョン」という呼び方がある小種紅茶の一つです。

正山小種は工夫紅茶とは生産方法が異なり、

茶葉の芽ではなく、少し大きめの4~5番目の葉を摘み、

松の木でスモークをかけてつくられるタイプの紅茶です。

正露丸にとても近い、独特な香りを持っていることから、

好き嫌いがはっきりと分かれるのも特徴です。

一方、ヨーロッパでは午後のティータイムによく飲まれる紅茶として、

古くから多くの人々に親しまれています。


【参考文献】大森正司(2002)『からだにいいお茶のすべて』日本文芸社.

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