中国茶の緑茶とは?どんな味がするの?

緑茶とは?日本茶との違いは?

日本でもポピュラーなお茶の一つである「緑茶」。

一方、中国でも緑茶はメジャーなお茶であり、

中国茶のなかで一番生産量が多いのも緑茶なのです。

中国では緑茶のことを、「ルーチャア」と呼びます。

しかし、日本と中国では、

同じ緑茶でもそのつくりかたは大きく異なるということを知っていましたか?

日本の緑茶の場合は、蒸して作られるのに対し、

中国の緑茶は釜で炒る作業工程が取り入れられています。

そのため、摘んだばかりの茶葉の香りが特徴的であり、

その形もさまざまなものです。

黄山毛峰

黄山毛峰(コウザンモウホウ)は、

世界遺産に登録されている黄山(安徽省-あんきしょう)で主につくられているお茶です。

黄山毛峰が生まれたのは宋代と言われており、

緑茶の中でも伝統的な種類です。

1995年には、中国十大銘茶にも認められるほど有名なお茶です。

茶葉は黄白色の産毛で覆われており、

茶葉の形を生かすために独自の火入れをします。

そのため、新芽の一つひとつがしっかりとした形状をしています。

栗のような芳ばしい香りが特徴的であり、

透明感のある黄金色をした水色をしています。

淹れる度に味わい深くなり、何回飲んでも飽きの来ないような舌触りです。

西湖龍井

西湖龍井(セイコロンジン)は、

浙江省(せっこうしょう)杭州の西湖周辺でつくられ、

日本の静岡茶のように、中国の緑茶を代表するお茶です。

こちらも古い歴史があり、

清の時代の皇帝へ献上するときに差し出された経歴があります。

茶葉を釜の縁にこすりつけるようにして揉みながらつくられ、

平べったい形の茶葉が特徴的です。

茶葉は少し緑がかった色をしており、

草木や豆のようなさわやかな香りと甘味を楽しめます。

翡翠色をした水色が特徴的な緑茶です。

黄山緑牡丹

黄山緑牡丹(コウザンリョクボタン)は、主に安徽省でつくられる緑茶です。

4月ごろにある清明節(せいめいせつ)から穀雨の期間にわたり栽培され、

一芯一葉から一芯三葉で茶葉を摘み、

糸を使って牡丹の花のように束ねてつくられます。

ガラスの急須でお湯を淹れると、牡丹の花が開く瞬間を見ることができる、

日本でも人気がある緑茶です。

渋味は少ないうえ、さわやかな味わいとまろやかな甘みが特徴です。

パーティーなどで黄山緑牡丹を出す機会が多いです。

碧螺春

碧螺春(ヘキラシュン)は、中国二大緑茶の一つに数えられるほど有名な緑茶で、

主に江蘇省(こうそしょう)の東山と西山でつくられています。

特に果物の産地として知られる東山では、みかんが多く栽培されていますが、

そのミカン畑に植えられた茶樹から摘まれたものが、

良質で価値も高くなります。

茶葉は曲がりくねった形が特徴的であり、

清の時代には皇帝へ献上された経歴のあるお茶です。

それ以来は中国茶の中で最高峰の緑茶として知られるようになりました。

500グラム生産するのに6~8万ほどの芽が必要とされ、

「嚇殺人香(人を殺すほど良い香り)」と言われるほど香り高い緑茶です。


【参考文献】大森正司(2002)『からだにいいお茶のすべて』日本文芸社.

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